【いだてん】第11回 母はエスパーなり

2019/07/06
 
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いだてん」もついにストックホルムオリンピックに突入。

 

初戦の100m予選を前に、

控室で緊張の表情を浮かべる三島弥彦(生田斗真)。

 

外からは他の選手のレースのピストルの音が響き、

緊張は増すばかりです。

 

その頃、日本の三島邸では大騒ぎ。

ストックホルム入りして、世界の壁の高さを目の当たりにし、

メンタルが不安定になっていた三島が書いたハガキが

三島家の女中・シマ(杉咲花)の元に届いたのです。

 

「俺はもう何もかも嫌になった。戦意喪失。

 西洋人の脅威に怯えるばかりで、

 とても走れる気になれぬ」

 

心配した三島の兄・弥太郎(小澤征悦)は、

すぐに帰国させるように

スウェーデン公使に電報を打つことを提案します。

 

しかし、三島の母・和歌子(白石加代子)は、

ハガキを見て、なぜか笑い飛ばします。

 

「心配せんでよか。弥彦は勝ちます。

 薩摩隼人の底力見せてやります。

 そう書いてあるじゃろが」

 

弥太郎は、和歌子は字が読めないはずなのに……と合点がいかない様子。

そんな弥太郎の言葉を遮り、和歌子は言い切ります。

 

「字など読めなくとも、

 息子の本心は分かります。

 弥彦は必ず勝つ!」

 

オリンピックに出場することには大反対で、

「三島家の恥」だと言っていた和歌子。

 

でも影では、息子のために手縫いのユニフォームを用意し、

三島がストックホルムに旅立つときに、

新橋駅までユニフォームを手に駆けつけました。

 

そして「三島家の恥」を

「三島家の誇り」と言い換えました。

 

誰よりも三島の可能性を信じていた和歌子。

さすが薩摩の女。

肝っ玉の据わりっぷりがカッコよかったです。

 

結果的に三島は100mで自己新記録を出しても、予選最下位で敗退。

200mも予選最下位。

 

400mは5人中3人が棄権し、2人でのレースとなったため、

勝ち負けに関係なく、無条件で準決勝に進めるはずでしたが、

ここでも破れ、準決勝は棄権することを決意。

 

三島が世界で勝てると和歌子が本気で思っていたかどうかは分かりません。

でも、誰よりも子どもの可能性を信じている親の姿って、

やっぱりかっこいい。

 

そんな和歌子のパワーをもらって、

三島も思いっきり走ることができたのでしょう。

 

ちなみに、最後のシーンで、

三島が金栗(中村勘九郎)と一緒に川で水浴びするシーンには、

衝撃を受けました。

 

生田斗真にあそこまでさせるか!?

サービスが過ぎるぞ(笑)

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