女性天皇と女系天皇の違いとは?染色体でわかりやすく解説!

 
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天皇陛下と皇后・雅子様の長女・愛子様が12月1日に18歳のお誕生日を迎えられます。

 

成人まであと2年ということで話題になるのが、愛子様が女性天皇になる可能性があるのかどうかということ。

 

ということで、なぜ女性天皇・女系天皇議論が出てきたのかという理由や、女性天皇と女系天皇の違い、それによる問題点について、染色体からわかりやすくご説明します。

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愛子様が女性天皇になられる可能性はあるのか? 皇室典範改正の議論の経緯とは?

 

皆さんご存知の通り、現在の皇室典範では「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」と定められており、女性天皇や女系天皇は認められていません。

 

ところが、愛子様が誕生された2001年の時点で、皇室には現在の天皇陛下の弟にあたる秋篠宮様以降、男子が生まれていないという極めて異例の事態に。

 

当時の皇位継承順位は①皇太子様(現在の天皇陛下)、②秋篠宮様(現在の天皇陛下の弟)、③常陸宮様(現在の上皇様の弟)。

 

とはいえ、秋篠宮様は当時の皇太子様の弟なので、大して年齢が変わらないですし、常陸宮様に至っては、当時の天皇陛下の弟(当時の皇太子様のおじさん)ですので、皇位継承権があるとはいえ、この中では一番最初に亡くなる可能性が高いわけですね。

 

こうした状況の中、このままでは皇位継承者がいなくなり、途絶えてしまうという危機にさらされていました。

 

 

そこで2004年に当時の小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、皇室典範の改正について議論することに。

 

「皇室典範に関する有識者会議」は2005年1月から17回の会合を開き、同年11月24日には皇位継承について「女性天皇・女系天皇の容認、長子優先」を柱とした報告書を提出しました。

 

 

そんな矢先の2006年に秋篠宮様と紀子様の長男・悠仁様が誕生。

 

悠仁様が男の子で皇位継承権を持っていたことで、当時の安倍晋三首相が有識者会議の報告書の内容を白紙に戻す方針を表明し、女性天皇・女系天皇議論は棚上げ状態に。

 

愛子様が天皇になられる可能性が低くなっていました。

 

女性天皇・女系天皇に慎重な保守派の安倍晋三首相の妻・昭恵夫人は、10月22日に行われた天皇陛下の「即位礼正殿の儀」のファッション問題で大炎上。

 

昭恵夫人のファッション炎上問題の関連記事をまとめましたので「安倍昭恵夫人ファッション炎上まとめ」でぜひご覧ください。

 

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甘利明氏、二階俊博氏の女性天皇・女系天皇容認発言で再び話題に

 

秋篠宮様の長男・悠仁様の誕生で、実質棚上げ状態になっていた女性天皇・女系天皇議論ですが、ここに来て、自民党の政治家からそれを容認する発言が出てきたことで再び話題になっています。

 

 

甘利明税調会長は11月24日放送のフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で「最終的選択肢としては、女系(天皇)も容認すべきだ」と発言。(後に「女系天皇を積極的に容認したわけではない」と釈明)

 

 

さらに、二階俊博幹事長も11月26日の記者会見で、女性天皇と女系天皇についての見解を問われ「男女平等、民主主義の社会なので、それを念頭に入れて問題を考えていけば、おのずから結論は出るだろうと思っている」と、女性天皇・女系天皇を容認すると捉えられる発言をしました。

 

与党自民党の議員からこうした女性天皇・女系天皇容認発言が出たことで、メディアも積極的に報道し、また女性天皇・女系天皇議論が話題になりつつあります。

 

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女性天皇と女系天皇の違いとは? サザエさんの家系図がわかりやすくて評判に

 

ところで、女性天皇と女系天皇の違いって、何でしょうか?

 

女性天皇とは
文字通り、女性の天皇のこと。 過去に8人(10代)存在した。

 

歴史学界では、女性天皇は男系男子天皇と男系男子天皇の間をつなぐために存在していたとする中継ぎ論が通説だそう。

 

これまでの女性天皇は全員独身(寡婦か未婚)で即位し、譲位以後も独身を通しており、女性天皇が皇族男子以外と結婚して誕生した子が天皇を引き継いだことは一度もないとされています。

 

女系天皇とは
母親のみが皇統(天皇の血統)に属する天皇のこと。

 

これまでの日本の歴史上、前例はない。

天皇自身の性別は問わず、天皇が男子であっても、母親のみ皇統であれば、女系男子天皇となる。

 

女性天皇と女系天皇の違い、分かりましたか?

 

なんだか違いが分かるような、分からないような感じですよね。

 

ということで、救世主として、サザエさんの磯野家の家系図でわかりやすくご説明します。

 

 

波平さんを天皇陛下、フネさんを皇后・雅子様としたときに、長女の愛子様はサザエさんの立場になります。

 

愛子様が仮に天皇になった場合、愛子様の父親が天皇陛下ですので、愛子様は男系の女性天皇となります。

 

ちなみに、これまで8人存在したという女性天皇は皆、このパターンで、男系の女性天皇だったそう。

 

ところが、もし愛子様が天皇となり、愛子様の子どもが天皇となった場合、この子は母親・愛子様が天皇なので、子どもの性別に関係なく、女系天皇となるわけです。

 

では、これによって、どんな問題点が出てくるのでしょうか?

 

女性天皇・女系天皇とも大きく関わるお世継ぎ問題で悩まれた皇后・雅子様。

 

雅子様を悩ませたお世継ぎ問題については「雅子様の不妊症の原因は?2人目を作らなかったのはなぜか調査!」もぜひご覧ください。

 

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女性天皇と女系天皇の違いと問題点とは? 染色体からわかりやすく解説!

 

女性天皇と女系天皇の違いをサザエさんの家系図でご説明しましたが、女性天皇や女系天皇を容認すると、どのような問題点が生じるのでしょうか?

 

それには染色体が大きく関係してくるようです。

 

高校の生物だったでしょうか。

 

男性の染色体はXY、女性の染色体はXXの組み合わせでできていると習いましたね。

 

 

上の図で見た場合、現在の天皇陛下を第1世代の男性とすると、天皇陛下の染色体は黒の「XY」になります。

 

この黒のY染色体こそ、神武天皇から現在の第126代天皇陛下に至るまで、ずーっと受け継がれてきたと言われているわけですね。

 

ところが、女性天皇や女系天皇を認め、仮に愛子様(上の図の第2世代の女性)が女性天皇となり、その子(上の図の第3世代)が女系天皇として即位することになると、その子の性別に関係なく、黒のY染色体は消滅。

 

さらに、染色体の組み合わせによっては、第3世代にそもそも黒の染色体がなくなっているのが分かりますね?

 

つまり、愛子様のお子様の染色体の組み合わせによっては、天皇家の遺伝子が入っていないということが起こりうるわけです。

 

そのため、世界でも稀・最長と言われる、ひとつの血統だけで続いてきたこれまでの天皇家とは全く別物になってしまうのが問題点として指摘されているわけですね。

 

女性天皇・女系天皇とも関係の深いお世継ぎ問題で、人格否定発言をされてしまった皇后・雅子様。

 

雅子様に対する人格否定発言については「雅子様に人格否定発言した人や内容とは?秋篠宮様が批判した理由も調査!」もぜひご覧ください。

 

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まとめ

 

最近、なぜ女性天皇・女系天皇議論が再び出てきたのかという理由や、女性天皇と女系天皇の違い、それによる問題点や愛子様が天皇になられる可能性について、染色体からわかりやすくご説明しました。

 

現在の皇位継承順位は①秋篠宮様(天皇陛下の弟・53歳)、②悠仁様(秋篠宮様の長男・13歳)、③常陸宮様(上皇様の弟で天皇陛下のおじ・84歳)で、年齢から考えると、皇位継承者として有力なのは、実質的には悠仁様お一人という状況です。

 

そうした中、天皇陛下の長女・愛子様を女性天皇として認めるかどうかという議論が再燃しているわけです。

 

女性天皇とは、文字通り女性の天皇のことで、これまで8人存在しました。

 

これに対して、女系天皇とは、天皇自身の性別には関係なく、母親のみが皇統(天皇の血統)に属する天皇を指しますが、これまでに前例はありません。

 

ただ、愛子様を女性天皇とし、その子どもを女系天皇として認めると、天皇家が神武天皇以来引き継いできたと言われる、男系男子のY染色体が途絶えることを意味し、愛子様のお子様の染色体の組み合わせによっては、天皇家の遺伝子(染色体)が入っていない可能性があるのが問題点として指摘されています。

 

雅子様がお世継ぎ問題でとても苦労されたことを思うと、女性天皇、それに伴う女系天皇を認めても良いのではないかと考えてしまいがちですが、物事はそう単純ではないことを感じさせられます。

 

いずれにせよ、女性天皇・女系天皇議論は愛子様と悠仁様の将来を揺るがす問題ですので、そろそろ本格的に着手する必要があるのではないでしょうか。

 

雅子様の人格否定発言問題から、天皇陛下が実はお好きだったアイドルの話まで、天皇陛下や雅子様・皇族の関連記事をまとめましたので、ぜひご覧ください。

天皇陛下・雅子様まとめ

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