#KuTooとは?読み方や意味・くだらない・違和感の声も調査!

 
#Kutoo運動とは 意味 読み方 違和感 くだらない
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「2019年ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、「#KuToo」が流行語トップ10入りしました。

 

私、お恥ずかしながら、トップ10入りした言葉の中で、「#KuToo」だけ知らなかったのですが、皆さんはご存知でしたか?

 

ということで、今からでも間に合う!?「#KuToo」とは何なのかといった読み方や意味、提唱者の石川優実さんのプロフィール、さらにKuToo運動に寄せられた「くだらない」「違和感がある」といった声をご紹介します。

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「2019年ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10入りの「#KuToo」とは? 読み方や意味を知りたい!

 

「2019年ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入りした「#KuToo」とは、どんな読み方をし、どんな意味があるのでしょうか?

 

まず「#KuToo」の読み方は「クートゥー」

 

「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語で、セクハラ被害などを訴えるときにSNSで用いられるハッシュタグ「#MeToo」をもじったものです。

 

その意味とは、職場で女性にハイヒールやパンプスの着用を義務づける企業の服装規定をなくし、選択肢が男女同じになることを目標にした社会運動です。

 

女性が職場でハイヒールやパンプスを履くのは今に始まったことではありませんが、なぜKuToo運動が起こったのでしょうか?

 

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KuToo運動はなぜ始まったの?

 

KuToo運動の始まりは、グラビアアイドルでライターの石川優実さんのTwitterへの投稿。

 

「私はいつか女性が仕事でヒールやパンプスを履かなきゃいけないという風習をなくしたいと思ってるの。

なんで足怪我しながら仕事しなきゃいけないんだろう、男の人はぺたんこぐつなのに。」

 

石川優実さんのこの投稿のリツイート回数は数千回に及び、他の女性たちから足や背中の痛みを訴えるコメントが寄せられる様子を見た石川さんはKuToo運動を始めます。

 

石川さんは、特定の種類の靴を着用することを女性に義務づけている企業に、これを禁止するよう厚生労働省に求める署名をChange.orgで募り、2019年6月3日、職場で女性にハイヒールの着用を強制することを禁止するよう求める要望書を、18,856人の署名とともに厚生労働省に提出しました。

 

石川優実さんのKuToo運動を受け、イギリスのテレビ局・BBCは「1日8時間、仕事でヒール靴に苦しむことにうんざりした彼女は、Twitterでフラストレーションを解消しようと決心した」として、世界の人々に影響を与えた「100人の女性」に石川さんを選出。

 

今年「100人の女性」に選ばれた日本人女性はわずか2人で、石川さんはそのうちの1人となりました。

 

石川優実さんはKuToo運動を経て、2019年11月に#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム 」という著書も出版しています。

 

こちらが「ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式での石川優実さんのスピーチの動画ですので、よろしければご覧ください。

 

 

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「#KuToo」の提唱者・石川優実さんのプロフィール

 

KuToo運動の提唱者として有名になった石川優実さんですが、プロフィールが気になりますよね?

 

ということで、改めて石川優実さんのプロフィールをご紹介します。

 

石川優実さんは1987年1月1日生まれ、愛知県出身の32歳

 

高校3年生のときにスカウトされ、グラビアアイドルとして芸能活動を開始した石川優実さんですが…

 

以下、ご本人のブログからプロフィールをご紹介します。

 

グラビアアイドルとしてイメージDVDを30本以上出すも売れず。
27歳の時に主演映画で脱ぐも売れず。
同時に写真集を出すも売れず。

現在は、グラビアアイドル時代は出さなかった本性
「酒を飲みながら真面目に性について語る」
ということを売りにしてなんとか仕事をもらったりたまぁに映画に出たりしている。

出典:また余計なことを・・・(石川優実さんブログ)

 

石川優実さんは2017年に自身が芸能界で経験したセクハラ被害を告発し、日本での「#MeToo」運動に参加し、今回のKuToo運動の提唱者となったわけです。

 

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KuToo運動に「くだらない」という声も

 

「#KuToo」が「2019年ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入りし、提唱者の石川優実さんもBBCの世界の人々に影響を与えた「100人の女性」に選ばれるなど、話題になったKuToo運動ですが、一方で「くだらない」という声もあるようです。

 

 

 

 

 

KuToo運動に対する「くだらない」という意見の真意としては、ハイヒールを履きたくないのなら、なぜ職場でそういう提案をしないのか。

 

KuToo運動に乗って、みんなと一緒でなければ、そういう主張ができないのがくだらない。

 

あるいは、実力のある人は靴に関係なく評価されていくのだから、ハイヒールやパンプスを理由に女性蔑視を訴えるのはくだらないといったものでした。

 

KuToo運動が盛り上がる中、「くだらない」と少し引き気味に見ていた方も少なくなかったようですね。

 

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KuToo運動に対する違和感の正体は?

 

また、KuToo運動には「くだらない」と同じぐらい「違和感がある」という指摘もありました。

 

KuToo運動に対する違和感の正体は何なのでしょうか?

 

 

 

 

 

KuToo運動に違和感を覚えた方たちの意見を整理すると、以下のようになります。

  • 男性もネクタイやスーツ着用で不快な思いをすることがあるのにパンプスやハイヒールだけを例に出して女性差別を訴えることに違和感がある。
  • ハイヒールやパンプスを慣例化している業界団体などを飛ばして、いきなり厚生労働省に訴え、トップダウン形式を取らせようとしたことに違和感がある。

 

特に一つ目の違和感に同感する方が多かったようですね。

 

私もこの違和感には共感する部分があります。

 

ハイヒールやパンプスを例に女性差別を訴えるのではなく、男性の服装規定も含めた古い慣習を見直そうという提案であれば、違和感なく、より多くの方に支持されたかもしれませんね。

 

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まとめ

 

「#KuToo」とは何なのかといった読み方や意味、提唱者の石川優実さんのプロフィール、さらにKuToo運動に寄せられた「くだらない」「違和感がある」といった声をご紹介しました。

 

「KuToo」の読み方は「クートゥー」。

 

「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語で、職場で女性にハイヒールやパンプスの着用を義務づける企業の服装規定をなくし、選択肢が男女同じになることを目標にした社会運動です。

 

KuToo運動の提唱者の石川優実さんは、グラビアアイドルのアクティビストで、自身の芸能界でのセクハラ被害を訴え、MeToo運動にも参加していました。

 

KuToo運動への「くだらない」「違和感がある」という声の意味は、パンプスやハイヒールを履きたくなければ、まず職場で訴えれば良いのに、ネットで騒ぎ立てるのがくだらない、男性もネクタイやスーツを着用させられているのに、女性差別ばかりを訴えることに違和感があるというものが多かったです。

 

「2019年ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入りしたことで、「#KuToo」の認知度がさらに上がりそうですね。

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