【なつぞら】第17回 泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の深まる対立

昨日の放送で演劇部の倉田先生(柄本佑)から
演劇に参加するように言われたなつ(広瀬すず)。
演劇には全く乗り気ではなかったなつですが、
演劇で泰樹(草刈正雄)の問題を扱い、なつが演じることで、
泰樹のためにもなると言われ、倉田先生と一緒に農協を訪れます。
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なつが組合長の田辺に疑問をぶつける
取材に訪れたなつと倉田先生に
剛男(藤木直人)と組合長の田辺(宇梶剛士)が対応。
なつは田辺に「組合はじいちゃんに手を焼いてるんですか?」と
どストレートな質問をし、田辺を驚かせます。
農協側の主張はこう。
- 乳業メーカーが増えて、酪農家の囲い込みが激しくなり、
牛乳の価格の決め方が問題になってきた。
- 牛乳の価格は脂肪分の割合で決まるが、
その脂肪検査を乳業メーカーが行っており、
検査内容は酪農家にも分からず、不信感につながっているので、
農協が検査を一手に引き受けて、牛乳を卸そうと考えている。 - 乳業メーカーは牛乳の量を確保したいので、
柴田牧場のように大手の牧場を待遇を良くするはずだ。
逆に小さな牧場がないがしろにされないように、
農協が間に入って、酪農家が一致団結する必要がある。
そして田辺は最後にこう言います。
「柴田牧場は十勝一の牧場かもしれない。
しかし私はね、この十勝全体を全国一の酪農王国にしたいんだ」
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柴田家の前に怪しげな黒い車が……
農協からの帰り道、なつは剛男に
「農協の考え方は正しいと思う」と伝えます。
二人が帰宅すると、柴田家の前に何やら怪しげな黒い車が……
家の中では、スーツを着た男性が富士子(松嶋菜々子)に
封筒を差し出しています。
あら、さっき農協で話題になったことが
目の前で繰り広げられてますよ(笑)
「こういうことは困ります。うちの人は農協に勤めてますから」
と遠慮する富士子に、
「これは長いことお付き合いいただいている柴田さんへの
ほんの感謝の印です」と封筒を押し付ける男性。
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「奥様封筒」という名の賄賂
「それは“奥様封筒”と呼ばれるものですね。
そういう付き合い方はもう古いんじゃないですか?」
剛男となつがそばに立っています。
すると今度は泰樹が「もらっとけ」と言って入ってきます。
あ、受け取るんだ?
泰樹はそういうのは嫌がるかと思っていました。
「人との付き合いに古いも新しいもあるか」と言う泰樹に、
「お金をもらう理由はないでしょう!」と珍しく強い口調で反論する剛男。
「それを受け取ったからって、わしゃなんも変わらん。
これはこの牧場への評価だと思ってる」
「この金で富士子が少しでも助かるなら、わしゃ喜んで受け取る。
開拓の苦労を思えば、綺麗事だけで家族を守れるか!」と泰樹。
「汚いことはやめましょうよ!」と剛男が言うと、
泰樹は怒って奥に入っていってしまいます。
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悠吉と菊介は農協に好意的
なつは悠吉(小林隆)と菊介(音尾琢真)にこの問題を相談。
悠吉たちは農家は価格交渉が苦手で、メーカーの言いなりになりがちなので、
農協が間に入ることで、助かる農家は多いと言います。
「この牧場はおやっさんそのものなんだべ。
だから、そう簡単には道を曲げられねぇんだわ」と
悠吉が泰樹の気持ちを代弁します。
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泰樹のやせ我慢
その日の夜、泰樹は食欲がないことを理由に夕食を辞退。
家族と同席するのが気まずいんでしょうね。
自室で一人お饅頭を食べる泰樹。
ほら、やっぱりお腹空いてるんじゃん(笑)
甘党だから、部屋にお饅頭を置いておいたのかしら?
「お茶が欲しい……」とつぶやきながら、
お饅頭を食べる切ない泰樹の後ろ姿。
でも夕見子は「じいちゃんがこれで変わるとは思えない」と予想。
確かに泰樹は伊達に頑固じいさんじゃないからね!
さぁ明日は土曜日。
今週はどんな形で決着するのでしょうか?