【私のおじさん】最終回 実はとっても真面目なお仕事ドラマ
あの「おっさんずラブ」を生んだ
注目枠ということで、
金曜ナイトドラマに初挑戦!
「私のおじさん」が最終回を迎えました。
初回からいきなり
バラエティ番組製作会社の新人ADである
主人公・一ノ瀬ひかり(岡田結実)の前に
妖精のおじさん(遠藤憲一)が登場。
「なんで突然登場したの?」とか、
「なんでバナナ食べてるの?」とか、
ツッコミを入れる間もなく、
おじさんとの共同生活が
ナチュラルに見えてくる不思議。
導入はハチャメチャだし、
その説明もないのですが、
ベースは仕事を通した
新人の成長ドラマだから、
ハチャメチャな設定はさておき、
こちらも真面目に見てしまうという。
おじさんはひかりからしたら、
父親ぐらいの年齢。
父親からガチに説教されると、
反発してしまいますが、
妖精のおじさんという立場から、
ひかりに忠告したり、
新たな視点を与えたりして、
成長をサポートしていきます。
そして、ひかりの同僚の
一見、身勝手に見える
強烈なメンバーたちも、
それぞれの過去があって、
それぞれの事情があって、今があると、
1話ごとに丁寧に描かれていたのが
印象的でした。
熱いディレクター・千葉迅(城田優)は
最終回でもやっぱり熱かった。
「もっとちゃんと想像しろよ!
お前の企画で作った番組、
どれだけの人間が見ると思ってるんだよ!
楽しみにしてくれてる人に、
適当なもん見せんのかよ!」
金曜ナイトドラマって、
もっと軽いノリを想像していましたが、
想像以上に真面目で、泣かせてくれて、
これからの要チェック枠になりそうです。